【まとめ】今月観た映画 2025年5月

映画のこと

少し、生活が忙しくなっている。5月はこの4本。

21.新幹線大爆破

【STORY】JR東日本総合司令所に入った1本の緊迫した電話。内容は「東京行きのはやぶさ60号に爆弾を仕掛けた。新幹線の速度が時速100kmを下回ると即座に爆発する」というもの。犯人は、爆弾を解除するための身代金として1,000億円を要求。限られた時間の中、爆発を回避すべく奮闘するスタッフ、乗り合わせた乗客たち。果たしてはやぶさ60号の運命はーー

Netflixで大ヒットしているという本作。

高倉健らによる昭和の名作をリメイクしたという本作。が、わたしは(不勉強ながら)原作を知らなかった。

それを踏まえて、何の事前情報もなくただ観た感想としては「ふつうにおもしろかった」。そんな感じ。

だいたい想像どおりのストーリー展開。けれど、それが陳腐というわけでもない。特殊効果や大規模な爆発シーンなどは満載。金かかってるな。さすがNetflix。そういう感じ。

本リメイク作のキャストは 草彅剛 のん 要潤 尾野真千子 六平直政 ピエール瀧 坂東彌十郎 斎藤工 などなど。

無駄にキャスト陣が豪華すぎて、若干コントに見えなくもなかった。ただ、押し付けがましい感動とかそういうのはなく、いい意味でペラい映画。総合して、まずまず満足度は高かったんじゃないかな、と思う。

ただひとつ、たしかなことがあるとすれば、斎藤工はかっこいい。そして、やはりのん(能年玲奈)はいい。

22.怪物

【STORY】大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たち。それは、よくある子供同士のケンカに見えた。しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した――。(GAGA公式よりイントロダクション引用)

第76回カンヌ国際映画祭にて脚本賞、クィア・パルム賞受賞。

子供に対する教師の体罰、教室内のいじめ、家庭内の虐待。誤解が誤解を生み、絡まっていく事実。前半の気持ちの悪さから後半一気にパズルを嵌め込んでいく構成は見事……なんだけど、強烈なインパクトまではもうひとつ。というか、完成したパズル=事実がどうしようもなく悲しいものだからかもしれない。誤解の積み重ねというのは悲しさでしかない。だから、納得感はあるものの、それでもパズルが嵌ったところに痛快なカタルシスのようなものがないと、そこから逃げたくなる、というような。そういう映画だった。

キャストは 安藤サクラ 永山瑛太 黒川想矢 柊木陽太 高畑充希 角田晃広 中村獅童 田中裕子 など。

23. 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

【STORY】 廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れた鬼太郎と目玉おやじ。 昭和31年―ー日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。 帝国血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。 そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される。 それは恐ろしい怪奇の連鎖の始まりだった。 鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものはーー(公式イントロダクションより)

ごく軽い気持ちで観はじめたものの、意外とちゃんとおもしろかった作品。

日本で生まれ育った子どもであれば、誰しもどこかのタイミングでどれかのシリーズをみたことがあると思われる、ゲゲゲの鬼太郎。何だか久しぶりだな、懐かしいな、という気持ちで観はじめたけれど、これにはおなじみの妖怪たちは(ほぼ)登場せず、鬼太郎の父(青年らしい頭身の顔は鬼太郎。この人物の目玉があのおやじになるのか、と、興味津々)と人間の青年が主人公。

名探偵コナンの風林火山(2025年の映画『隻眼の残像』の関連回)をはじめとする旅シリーズのような閉鎖的な村で殺人事件が起こり、そこに巻き込まれる鬼太郎の父と青年。なんやかやあって、鬼太郎が墓場から誕生するまでが描かれる。そのなんやかやがけっこう骨太でダイナミック。しっかり集中して楽しむことができた。

これからの季節にもおすすめ。しあわせなおうち時間になること請け合いの1作かと。

24. マンジャーレ! ノンナのレストランへようこそ

【STORY】大好きだった母親を亡くした男が、母の人生をたたえるためにイタリア料理店を開くことに。ノンナ、すなわち、おばあちゃんたちがシェフを務めるレストランは果たしてうまくいくのかーー(Netflixイントロダクションより)

Netflixオリジナル作品。原題はただシンプルに「Nonna」(イタリア語で「おばあちゃん」)。イントロダクションのとおりに幼少期から家庭の味が大好きだった男が唐突にイタリア料理店をはじめる。ある島の閉店した店舗をそのまま買い取り、地元の反発等いろいろ逆風がありながら、徐々に支持を得ていくというサクセスストーリー。

タイトルのとおり、男が契約したシェフはプロの料理人ではなく、家庭料理に自信ありのおばあちゃんたち。ルーツもそれぞれの4人のおばあちゃんシェフがぶつかり合い、反発し合いながらひたむきに成功へと邁進していく姿はある意味、部活。青春。

実話が元になっているとのことで、エンドロールとともに流れる実際の店の様子も印象的だった。

キャストは ヴィンス・ヴォーン スーザン・サランドン ロレイン・ブラッコ など

『新幹線大爆破』と同じく、展開はほぼほぼ読めて冗長あるんだけど、おおむね満足度は高いと言える映画だと思う。


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