2月。
1日のファーストディが土曜日にあたるので、これは幸いともろもろ予定を片づけて新宿へ。
元旦に観に行った『グランメゾン・パリ』をもう一度観たいと思いながらラインナップをつらつら眺めているとちょうど好きな監督のひとり、ペドロ・アルモドバルの新作がかかるのを見つけて、これは観たいとこの『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』をチョイス。
若い頃、とくにアップリンク渋谷があった頃は毎週のように観たい映画があって、情報もこまめに把握することができたんだけど、ここ最近は映画はどちらかと言うとひとりレジャーの選択肢としてシネコンにごく時々行くだけに留まっている。
なので、好きな監督の映画を劇場に観に行くのはとても久しぶり。
ファーストディということもあってか、劇場がほぼ満席。圧倒的にひとり鑑賞か多い印象で、場内は上映前から比較的静か。ポップコーンは買わなくてよかったかもしれない。
10月の人間ドックで大腸カメラを受けることになったのは以前書いたけれど、これとはべつに婦人科の検診で以前から指摘されていた子宮頸管ポリープが「少し大きくなっている」との宣告も受けていた。
今週はその切除のために、病院に出向くというイベントもあった。
切除自体は聞いていたとおり、5分程度でとりたてて痛みもなく終わったのだけど、費用がなかなかに高額で7,500円ほど(3割負担)。
おまけに病理検査もあるそうで、2週間後に結果を聞きに行かなければならないとのこと。ほとんどが良性ってことらしいけれど、このあたり(費用、病理検査)は心の準備が不充分で、5分の手術にしてはちょっとダメージが大きかった。
そんなこんなで忙しく、落ち着かなく過ぎた1週間。
精密検査、とかこれまであまり経験もなかったけれど、考えてみればもうりっぱな中年、というか初老なんだもの。これからこういう機会は増えていくのかもしれないわね。
きょうの映画
『ザ・ルーム・ネクスト・ドア』(2024年 監督:ペドロ・アルモドバル)
2024年ベネチア国際映画祭で金獅子賞。奇才、ペドロ・アルモドバルの最新作。
余命宣告された主人公が尊厳死のためにある森の中の家をその場所に選ぶ。その尊厳死の傍に寄り添ってほしい、隣の部屋にいてほしい(ザ・ルーム・ネクスト・ドア)と頼まれた親友の葛藤、そしてそれぞれの決意。
いわゆる尊厳死という難しいテーマを扱った作品ではあれど、アルモドバル作品にしては、エキセントリックな差し込みはほぼなく、スマートな印象。けれど、たとえば衣装や、画面が暗転するほんの小さな一瞬の彩づかいなど、随所に散りばめられたセンスはやっぱり唯一無二。
主人公はティルダ・スウィントンに親友はジュリアン・ムーア。言語はスペイン語ではなく英語。