2月は5本。2025年の累計は13本。
9.ザ・ルーム・ネクスト・ドア
10.セッション
11.ウィ、シェフ！
12.アフターサン
13.Fall
数年前からマイリストに入れながら積み本状態だった『セッション』をようやく鑑賞。
（同じ監督の『ラ・ラ・ランド』も同じ状態になっている。音楽がテーマの映画は劇場での鑑賞を逃すとこうなりがち。音系映画は最優先で劇場に行きたいところ）
怪優の部類のJ・K・シモンズがアカデミー賞を獲って、この役とマッチングしたのが賞を引き寄せたみたいなことを評されていて当時から観たかったんだけど、観客にカタルシスを授けてくれるような映画ではなかった。単純だから正直に胸がずっと苦しいまま観てしまったというか。
『Fall』についても公開当時（なのか、配信がはじまった当時なのか）電車のなかに広告がたくさん貼られていた。バカ映画っぽいと思っていたけど、そのは想像のはるか上を行くバカさだった。まちがっても劇場に出かけなくてよかった。
爽やかな感動を得られる『ウィ、シェフ！』は良作。すべてがおめでたく万々歳！ じゃないところが切なくあれど、作品を引き締めている部分。料理や食卓が描かれる映画はもともと大好きなのだけど、一定のテーマがスマートな編集で120分以内に収まっている映画はそれだけで美しい（ウィ、シェフ！ は90分強。素晴らしい）
『アフターサン』も良作。余韻がありすぎてしばらく動けなくなった。ある程度心身ともに元気な時じゃないとレシーブし切れない映画な気がする。そして、元気な時にはフォーカスしなさそうな映画でもある。観る機会があってよかった。
